会社のブログを作るのであれば、1. 自社の情報を役立つ情報としてまとめる、2. 最初に設計して記事構成を決める、3. 記事の質を一定にして継続する、を意識してやっていきましょう。

自社のブログに戦略が必要

自社のブログを作りたいと考えているなら、それは会社の情報発信につながり集客につなげるいい機会です。ぜひ進めて行くと良いでしょう。

ただし、やみくもに作ればいいというものではありません。

何事も戦略が必要です。

せっかく手間暇かけて社員工数やお金を費やして作るのです。集客につながるものを作る意識が欠かせません。

大事なことは「お客様に役立つものを発信する」ということです。

自社ブログで役立つ情報を発信する

自社ブログを作るとき、とりあえず担当社員に「日々の出来事を発信してよ」という適当な思いで始めてはいけません。

目的もなくただ日常の会社のことを書いたのでは、読み手にとって「このブログは何のためにあるのか?」と思われて、ほぼ読まれないブログを作ってしまうことになります。

読んでもらえなければ何の意味もありません。

どういう記事が読まれるかといえば、読者に役立つ情報です。

自社の持っている情報や知識のうち、役立つものを発信していきます。

会社の商品やサービスを売ろうと考えすぎると「会社目線の発信」になります。こうすると人は読んでくれません。

何が人に役立つ情報かをよく考える必要があります。

役立つ情報とはネットにない情報

自社が持っていて人に役立つ情報とは何でしょうか?

  • ネットで検索しても見つからない情報
  • ネットで探れば見つかるけれども深掘りが足りない情報
  • ネットで探れば見つかるけれども整理されていない情報

こういったものを発信すると人に役立つ情報にすることができます。

ネットを探してもない情報といっても、そもそも自社にない情報を集めてくるのはとても労力がかかる作業になります。

ですから自社内にある情報で、人に役立つ情報、それでいてネットでは十分に提供されていないものを発信していくことが大事になります。

誰が欲しいかを明確にする

人に役立つ情報を選ぶとき、忘れてはならないのは「誰に」という視点です。

この情報は誰が喜んでくれるのか、ということを考えて選ばないといけません。

よくあるのは、情報は書いているけれど誰が必要としているのかが想定できていないケースです。

マーケティング用語ではこういう対象者のことを「ペルソナ」といいます。

ブログの発信する場合であれば、想定読者ということになります。自社の情報の主要な聞き手のことです。

この想定読者を意識して情報を選ぶことが欠かせません。

事前にブログを設計する

「誰に対してどんな情報を発信するのか」を決めたら、次にやるべきことはブログの設計です。

ブログの設計とは、どんな記事を発信していくかを最初に決めることです。

自社ブログで発信する記事内容はどういう悩みを持っている人に対して答えるのか、それを設計していきます。

できるだけペルソナが悩みそうな事柄を網羅して設計することが大事です。

その悩みが100個見つかるのであれば、100個の答えを用意するように設計するのです。

設計することで、ブログを作成するときに「何を書こう」と悩むことがなくなり、設計書にしたがってひたすら記事を書く、ということに専念できます。

継続性・統一感を大事にする

ブログを書くことはたいへんな作業ではありますが、先に設計書を作ることであとは定期的に記事を追加していくことが大事です。

そして、書く人によってあまり違いが出ないように、ある一定のテイストを維持するようにした方がいいです。

記事の構成(結論を先に書く、最後にまとめを書くなど)、文字数、強調部分の色づけなど、どの記事を読んでも同じような見栄えや構成になると読みやすいのです。

記事の深さもそうですね。すべての記事がある一定の深さを持つことは難しいと思いますが、最低限の記事の質を意識して書いていくことは大事です。

そうすることによって、自社ブログ全体としての質が一定になり、グーグルなど検索エンジンからの評価も記事の増加とともに徐々に高めていくことができます。

そういった自社ブログを作りましょう。

自社ブログ作成のまとめ

自社ブログを作る上では、次のことに気をつけましょう。

  • 自社が持っていて、人に役立つ情報を発信する
  • ブログは事前に設計してから作り始める
  • 記事の質をある程度一定にし、継続する

こういうことに気をつけることで、検索エンジンからの評価も高まるブログを作ることができ、集客につながるのです。