メールマガジンは今でも有効な手段です。

今でもというより、SNSでのつながりが多くなった今こそ、より多くの見込み顧客にアプローチする方法として欠かせません。

なぜかと言えば、SNSでのつながりは日々見るような短文の、あるいは写真中心の情報発信を見ることが多いと思います。

多くの人が発信し、情報がどんどん流れていくことによりあまりまとまった情報として読まれないからです。

それに対して、メルマガは一定量のまとまった発信ができますし、そういった情報を配信することで見込み顧客との関係性を作り上げることができるのです。

メルマガは死なず

メルマガの価値は、定期的な発信により自分の考えを読み手に伝えることができる点です。

継続的に発信することで読者を少しずつ引き込んでいくことができるのです。

個人に向けて発信することができますし、属性に合わせた発信も可能です。

たとえば、最初のメールを開いてくれた読者に2通目はより深い内容を送ったり、メールの中のリンクをクリックした読者にはさらにアプローチするメールを送るといった具合です。

SNSでも発信はできますが、属性を分けて発信することはできません。

発信は、友達などに限定することができるものの、基本的にはインターネットユーザーに発信するものです。

メルマガは読者を特定して送ることができる点が違いますし、これが最大の利点でもあります。

あなたのサービスに共感しているのがメルマガユーザー

メルマガを受け取るためには読者はメールマガジンに対してメールアドレスを提供する必要があります。

これはSNSで「フォローする」などに比べて、かなり大きな決断が必要です。

決断というと大げさに聞こえますが、読者から見ればメールアドレスを差し出すわけですからある覚悟があるわけです。

自社のブログやランディングページを読んで、提供している内容が価値があると思ったからこそ、メールアドレスを登録して続きの情報をもらいたいと思ったわけです。

その点で、自社が提供するサービスに共感している人が読者であると言えるのです。

メルマガの方が解除されにくい

SNSのフォローは簡単にできる代わりに、解除も簡単にできます。

メールマガジンも解除は簡単になっていますが、メールの中から解除フォームを探してそこからメールアドレスを打って解除を申請する必要があります。

その点でメールマガジンは登録のハードルも解除のハードルも低くないのです。

もちろん、解除しないからずっと興味を持って読んでくれているかはわかりませんが、解除されなければいずれ興味を持って読んでくれる可能性もあるのです。

メルマガは読まれないことも多いことを知る

メールマガジンを発行するとき、どれだけの読者が開封したかという仕組みを入れておかないと、どれだけ読まれたかを把握することができません。

メールマガジンに登録するとき、自分のメインのメールアドレスではなくメルマガ登録用の捨てアドレスを利用している人もいると思います。

そういう中で「読まれる」ということはかなりたいへんなことだと自覚する必要があります。

Gmailでは、振り分けフィルタがあって広告や宣伝と思われるメールは「プロモーション」(広告)に振り分けられたり、最悪は「迷惑メール」に分類されます。

「プロモーション」に分類されると読まれる確率は下がります。

人はプロモーション分類されたメールをわざわざ読もうとしないからです。

もし迷惑メールに分類されたら、残念ながら読まれる確率はゼロに近くなるでしょう。

Gmailの場合、迷惑メールに分類されたメールは1ヶ月後には完全に削除される仕組みがあります。

ですから、迷惑メールに分類されない内容を書いていくことや、読者に迷惑メールだと判断されないようにする内容を発信していくことが大事なのです。

それでもメルマガが大事なのは読み返しがあるから

読まれないことも多いメルマガですが、それでもメルマガを送ることは有効です。

メールは思いついたときに過去の分も含めて読み返すことがあるからです。

SNSは短文であるために発信量も膨大で、どんどん流れていくのに対して、メールはそれに比べると圧倒的に数が少なく自分のパソコンにたまっているという特性があります。

ですから、過去のメールを振り返るとき、1通の存在に気がつくと過去に発信されたメールも含めて読み返され、その価値に気づいてもらえることも多いのです。

メールマガジンでしっかりと発信しておくことは、読者の目にとまる可能性があるのです。

まとめ:メールマガジンの特性を知りビジネスに生かす

メールマガジンにしろ、SNSの投稿にしろ、ブログにしろ、いろいろな発信方法がありますが、ビジネスの成功のためには少しでも多く見込み顧客に届けることが必要です。

そのためには、BtoBのビジネスをやっている会社であれば、個人向けのSNSよりメールマガジンを活用していきましょう。

そしてしっかりと見込み顧客との関係性を作って、優良顧客になってもらうための関係性を作ることが大事です。