サーチコンソールを使おう
サイトに記事が書いたことをどうやってグーグルなどの検索エンジンは知るでしょうか?
それは検索エンジンが「クロール」という作業によって世界中のWebサイトの情報を集めることによって実現しています。
でも、それだと新規に追加された記事をのタイミング良く手に入れることができません。
それで、新たな記事を追加すると検索エンジンに通知するということをやっていたわけです。
グーグルに対してはグーグルサーチコンソールというサービスを使います。
これを使うと、自社サイトがどのようなキーワードでアクセスされているかが一目瞭然になります。
まずは「グーグルサーチコンソール」の機能を知りましょう。
グーグルサーチコンソールとは?
グーグルサーチコンソルは、自社サイトに対して、どのようなキーワードで検索結果に表示され、どのくらいのクリック率でクリックされているのかということがわかるというのが最大の機能です。
検索したときに、たくさんの検索結果が出ると思いますが、
- 自社のサイトはどういう検索の時に何位くらいに表示されているのか
- その結果、どのくらいクリックされているのか
ということがわかるのです。
これってすごく大事なことです。
まず検索結果に出ないことには読まれる可能性はありませんので、自社のサイトが期待通りのキーワードで検索されているのか?ということがとても大事になります。
サーチコンソールで見るべき箇所
サーチコンソールの機能はいろいろあるのですが、必ず見るべき機能は「検索パフォーマンス」です。
自社サイトに流入した「クエリ」のタブでは「検索キーワード」の一覧を見ることができます。
これによって自社サイトがどのような検索をされているのかが一目瞭然になります。
そして「ページ」のタブでは検索結果に表示されたページのURLが一覧で見ることができるのです。
設計の意図通りに検索が集まっていればいいですが、予想外のページが検索結果として上位に行っている場合もあります。
こうやって自社サイトがどのように検索され、見られているのかを知ることができます。
個々の検索キーワードの検索詳細を見る
さらに、検索キーワードごとに詳細を見ることもできます。
自社サイトに流入した「検索キーワード」とそれぞれの「合計クリック数」、「合計表示回数」、「平均CTR」、「平均掲載順位」を知ることができます。
CTR:クリック率
私が運営しているあるサイトの情報なのですが、「平均掲載順位:2.7位」で「平均CTR:19.8%」です。
検索結果に表示されるとき、平均して3位弱、表示されたうちの約20%の人がクリックしているということになります。
こういう情報を取れるのがサーチコンソールなのです。
検索上位が常にクリックされるわけではない
上記の例では、クリック率が約20%ですが、これをもっと高めることができると、サイトの流入を増やすことができます。
たとえ検索順位が変わらなくても、クリック率が2倍になれば自社サイトに流入する数も2倍になります。
「えっ?順位が上に上がらないとクリック率は上がらないでしょ?」
と思ったかもしれません。
現実はそうではないのです。
検索結果の1位から順にクリック率が高いとは限らないのです。
これは明らかになっている事実です。上位ほどクリックされるわけじゃないのです。
みなさん自身も経験ありませんか?
検索したあと、どの情報を見るかは1位〜5位くらいまでの検索結果のタイトルや説明文を見て選んでいませんか?
検索結果からクリックされるためには
検索結果に現れたらクリックされる可能性はありますが、検索の上位よりもクリックの可能性を高める方法はあります。
それは検索結果に現れる「記事のタイトルを工夫する」ことです。
検索した人が読みたくなる記事を書き、魅力的なタイトルを付けることなのです。
読み手がどんな情報を求めているか、それを考えながら記事を書くということが必要なのです。
自社サイトはコーポレートとして事業の発信をするだけではなく、検索者目線で作って行くことが検索による流入を増やす方法なのです。