自社のホームページはどのように利用したら良いのか、活用方法が見いだせていない経営者の方もいるでしょう。

自社の営業活動がしっかりしていて、顧客の獲得ができている場合は、自社のホームページはお客様にさらに情報を提供するためのものになるでしょう。

ところが、ビジネスがまだまだ世の中に浸透しておらず、これから顧客を獲得しなければならない場合や、新規顧客を増やしたいと考えている場合、ネット集客できれば大きな武器になります。

御社のホームページを訪れてくれたお客様の中から、将来お客様になってくれる可能性のあるお客様のメールアドレスを獲得していく、これが御社サイトの大事な役割になります。

ホームページの情報は半分疑われている

御社のホームページをどれだけ魅力的に作り、多くのお客さんが見に来てくれたとしても、すぐに御社のお客様になってくれるわけではありません。

御社のホームページが魅力的で、いろんな情報を取得できたとしても、すぐに注文がいただけるわけではないのです。

お客様は常にいろいろなサービスと比較検討し、情報の端々から御社の本当の姿を探ろうとしています。

ホームページに記載する情報はいかようにも書くことができるため、書かれていることを100%信じるということはありません。

あんた自身もそうではありませんか?

いいことがたくさん書かれたホームページを見て、「すごくいい会社だ」とか「いい製品だ」と鵜呑みにすることなどあまりないですよね?

これがお客さんの心理です。

ですから、自社のことだからウソは書いてないつもりでも、お客様から見れば怪しい内容に見えてしまうのです。

これは、ホームページの情報だけでなく、パンフレットを作ろうが、チラシを配ろうが同じことです。

その情報が信用できることをどう見せていくかということが大事なのです。

発信する情報を裏付けるものが必要

情報を示したとき、「なぜそう言えるのか?」という裏付けが大事になります。

会社でビジネスなどの提案をしても同じですね。

「どうしてそれが売れるんだ?」と聞かれたら、市場予測やニーズ調査の結果などを示しますね?

それと同じように、事実による裏付けというのが重要です。

御社の製品が素晴らしいのであれば、それを裏付ける情報が必要です。

製品の性能を測定した結果を示す方法もありますし、お客さんが利用した結果だとさらにいいですね。

そんな情報が必要なのです。

ホームページの情報は見に来なければ伝わらない

そこで、そういった実績をホームページに掲載していくことで、裏付け情報を追加していくことができます。

でも、大事なことはお客さんに伝わることです。

ホームページはみなさんご存じの通り、お客様が訪問してくれない限り読んでもらうことはできません。

また、ホームページの膨大な情報の中で、見て欲しいところを見てくれる保証もありません。

そう考えると、ホームページに掲載する情報というのは自ずと限界があります。

そこで大事になるのが、お客様が訪問してくれるのを待つのではなく、お客様に積極的に発信して句方法なのです。

それがメールマガジンです。

メールマガジンは今でも有効

メールマガジンを送るというのは今ではすたれたことだとお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、今でも有効な手段のひとつです。

メールマガジンは確かに読み捨てられることや迷惑メールに入ってしまうことで届かないことが多いのも事実です。

ただ、他のSNSのように、ツイッターのフォロワーになることやFacebookで友だちになることを思うと、はるかにメールマガジンは読者を増やす有効な手段なのです。

SNSですとアカウントを持っていない人にはまず届けることができませんが、メールアドレスを持っていない人というのはとても数が少ないです。

それに、プライベートと会社の少なくとも2つのメールアドレスを持っている人は多いですし、会社の業務として登録する人も少なくないのです。

ですので、御社が発行するメールマガジンに登録してもらえる確率も高くなるのです。

反対にこれがTwitterやFacebookとなるとそうはいきません。

Facebookは基本的に1個人1アカウントですので、友だちになってもらったりファンとして登録されるのはメールマガジンに比べてハードルは高いのです。

みなさん自身でも、メールアドレスを登録してもいいけれど、Facebookはちょっととためらうのではないでしょうか?

メールアドレスを獲得する

そうなると大事なのはメールアドレスを獲得することになります。

とはいえ、どんな人でもいいからメールアドレスがあればいいのかというと、そういうわけにはいきません。

なぜかというと、メールで御社の事業を紹介していくわけですから、興味のない人にどれだけ送っても意味はないのです。

あなたの会社の商品やサービスに興味があって、詳しい情報を知りたいという人に送っていかないといけません。

それを「濃いリスト」と呼んだりします。

つまり、あなたの会社が展開する事業に非常に関心のある人が多いリストです。

そういう顧客リストを持つことがメールマガジンを成功させる秘訣です。

濃い顧客リストはホームページから

あなたの会社の商品やサービスに関心のありそうな濃い顧客リストを集めるにはどうしたらよいでしょうか?

それは、御社のホームページを訪れてくれて、さらに情報が欲しいと願っている人たちを集めることです。

そのとき重要になるのが、ホームページからメルマガ登録に誘導することになります

人はよほど自分に価値があることを感じないとメールアドレスを提供しません。

ただでいいことがあるとか、何か欲しい情報が掲載されているなどです。

御社の商品やサービスが魅力的であり、今すぐ購入に至らなくても引き続き情報が欲しい、そう思わせることが大事になります。

お客様の役に立つコンテンツを作る

ホームページからお客様にメールアドレスを登録してもらうには、何かお役様のお役に立つ情報を用意すると良いです。

その中身を決めることは難しいですが、よくあるのは御社の事業に関連があり、お客様の役に立つ情報をまとめた電子の冊子なです。

仮に御社からの情報が役に立たない場合でも、その冊子そのものに価値があればメールアドレスを登録してくれる可能性があります。

そういった工夫も欠かせません。

濃い顧客リストが御社のビジネスを拡大する

ホームページを集客の窓口として、御社の商品やサービスに興味のあるお客様のリストを作る、それが御社のビジネスを拡大する入り口になります。

そして、御社のビジネスに興味のあるお客様に情報を流し、御社のサービスを理解してもらうのです。

メールマガジンを発行しているうちに、読んだお客様が御社の考え方や商品の良さに気づき、いずれは御社の顧客になってくれるのです。

メールマガジンというのは今でも有効なツールなのです。