ホームページの第一歩は自社の強みを見つけること
自社のサイトを作る前にどうしても考えておくべきことがあります。
それは、自社の強みは何であるかを見極めることです。
「自分のことは自分がいちばんわかっていない」と言われることもあるように、意外と自分の強みの発見は難しいときがあります。
自社の強みをはっきりさせてその強みを伝えていくことをが必要です。
自社の強みを見つける方法
自社の強みを見つけるといっても、実は簡単ではありません。
「自分のことは自分がいちばんわかっていない」と言われることもあるように、意外と自分の強みの発見は難しいときがあります。
ですが、自分の仕事に対する意識を一つ一つひもといていきましょう。
こういうときにどうしているか、どんな意識でやっているのか、それを書き出していきましょう。
これをブレインダンプといいます。
ブレインダンプは脳を書き出す作業
ブレインダンプとは脳(ブレイン)にあるものをそのまま書き出す(ダンプ)する作業です。
脳を書き出すといっても、何もテーマがなかったら何を書き出したらいいかわかりません。
ですので、ブレインダンプの前にはテーマ設定が必要です。
たとえば、仕事に対するこだわりとか、仕事にかける思いなどですね。
あまりぼやっとしたテーマ設定だと考えにくくなるかもしれませんので、ある程度具体的に考えられるテーマが良いでしょう。
ブレインダンプのコツ
ブレインダンプで大事なことは、あまり考えずに感じたものを出していくことです。
考えを出さないと整理することも捨てることもできません。
ですから、最初はとにかく雑でもいいので「考えを出す」ということに集中しましょう。
整理できないようなものは捨てればいいので、まずは数を出すということに集中しましょう。
そのとき、ビジネスのことだけを考えるのではなく、子供の頃や小中高や大学の頃の自分、どんな考えで日々の生活をしていたかを考えると良いです。
部活に打ち込んだときの思い、友達との関係、趣味にかける思いなど、自分は何を大事にしていただろうかいう思いまで出しましょう。
その中に今でも大事にしていることや社員に指示していること、そういうことを一つ一つ書き出してみるのです。
そんな中から他社に負けない光るものが発見しましょう。
ブレインダンプにかける時間
ブレインダンプを数日で終わらそうと思ってはいけません。
数週間もしくは数ヶ月かけてやるのが良いです。
長期間に渡ってやるのは、1日や2日ではネタが尽きて出てこなくなるからです。
20個から30個出てきて、これでもう限界だと思ってはいけません
自分の強みを発見するのに、1時間やそこら考えて「もう出ない」とあきらめてはいけませんよ。
100個200個と出していくことが大事です。
出てこなくなるのは、決して底が浅いのではなく、ブレインダンプする切り口が広がらないからです。
同じ切り口や同じ視点からは似たような考えしか出てきません。
数週間、数ヶ月と時間をかけてやる中で、今までとは違う切り口に気づいたり発見があったりするのです。
アイデアはポストイットに書き出す
ブレインダンプをするとき、ポストイットを使いましょう。
ポストイットに書き出すのは、書き出したものをグルーピングする作業が不可欠ですので、その際に移動させてグルーピングさせたりすることが簡単だからです。
グルーピングすることで、より上位の概念にまとめられるために抽象化することができるのです。
この抽象化ということがとても大事になります。
たとえば、スキルアップしたりデザインの勉強をするなどしているが、それはお客さんに使いやすいものを知今日したいという思いだったり、わかりやすいものを提供しようというお客さん思いの姿勢だったりするのです。
そういったことを整理するのに役立ちます。
もし手書きじゃない方が良いのでしたら、パソコンでマインドマップを使って書き出すこともできます。
マインドマップを使ってみる
マインドマップはアイデアの整理などに使われるツールです。
アイデアを階層に分けて整理することでまとまりを発見するのに有効ですが、ポストイットに書き出すより、あとで追加や書き直しが楽という面があります。
マインドマップはいくつもツールがありますが、無料から使い始められるツールで非常にメジャーなツールとしてXmindがあります。
「XMind8」が無償で提供されています。
Windows, Mac, Linuxで利用できますので、下のリンクをクリックしてご自身の環境に合ったものをダウンロードしてください。
Windowsのかたは「Window(exe)」版をクリックするとインストールが簡単です。
あなたの会社の強みを見つける
ブレインダンプをがある程度たまってくると、その中に共通して見えるものや、あなたの思いが発見できませんか?
会社設立時の思いや、人生で大事にしていることなど、大事なものがあるはずなのです。
そして「この会社は○○を大切にしています」というような会社の礎となっているものを見つけましょう。