ITエンジニアを目指す人で、どういうスキルを身につければ良いか悩んでいる人。
ITって何?
そもそもITって何だったか?
ITとは「Information Technology」の略で、日本語で言うと「情報技術」です。
情報技術といっても非常に漠としていてわかりづらい言葉です。
情報という言葉も範囲の広いものになりますが、ITはコンピュータで扱うことすべてと考えると良いでしょう。
情報って何かというと、メールやLINEなどでメッセージを送りますが、これは情報です。
Excelで打ち込むデータもそうですし、スマホの住所録やカレンダーに入力する人の名前やメールアドレス、予定などもすべて情報情報です。
これらはメールやLINEのアプリ、Excelや住所録・カレンダーアプリがあって成り立ちます。
つまりは、コンピュータで扱うためにはアプリのようなソフトウエアが必要で、そのアプリがそれぞれのデータを扱っているのです。
ですので、コンピュータで動作するアプリなどはすべてITと言って良いです。
ただ、コンピュータとはみなさんが目にするPCやスマホばかりではなく、目に見えないところにもやもほどのコンピュータがあって、私たちの生活を支えています。
そのくらいITって幅が広い、と思ってください。
例えば、パソコンの困りごとは何でも相談されます。
ITって誰が使うもの?
今の時代、PCやスマホを使わなければ仕事ができない時代です。
PCやスマホを使うと、ITを利用していることに他なりません。
つまり、誰もがITとは無縁でいられなくなっています。
仕事する人なら当たり前ですが、そうでない人もITとは無縁でいられません。
アレが欲しいと思って買おうと思うと、ネットで注文しなければ買えなかったり、
新幹線にお得に乗ろうとすると、PC/スマホや交通系ICがないと利用できません。
今やITを使いこなせなければ損する時代です。
ITエンジニアってどんな仕事?
ITエンジニアって何をする人かイメージできますでしょうか?
コンピューターに詳しい技術者でしょうか?
それともコンピューターオタクでしょうか?
ITエンジニアというと朝から晩までコンピュータに向かっている人、というイメージを持つかもしれませんね。
どれも正しい一面はありますが、ITに関わるすべての人がそういうわけではないです。
ひとつのスマホアプリやWebサービスを実現するには、非常に多くの人が関わっています。
その中にはプログラマだけではなく、プログラマを統括する人やプロジェクトを推進する人、マーケティングをする人や営業の人もいます。
ITシステムはソフトウエアを開発してくれるプログラマがいなければ成り立たないのですが、実際はそれだけではなく、システム開発をリードするプロジェクトマネージャ(PM)やシステムを構築する人(SE)といった、必ずしもプログラミングをしない人も数多くいます。
お客様の業務の課題を聞いて、どんなことを実現すれば良いかを考えたり、希望の予算内で納めるように検討したり、計画を作って推進するなど、プログラミングすること以外にもやることがたくさんあります。
要するに、ITエンジニアはITシステムを作ることを仕事としているけれど、プログラミングすることだけが仕事ではないです。
プログラミング以外の仕事とは?
ITエンジニアにプログラミングが必須ということはありません。
あった方がいいスキルではありますが、プログラミングができないと生きていけないわけじゃありません。
プログラミングができなくてもやるべきことはあります。
ネットワーク環境を作ったり、プログラムの動作検証をするなども必要な技術ですし、プロジェクトを推進するのも大事なことです。
最近はノーコードツールも便利な物が増えています。
ノーコードツールにも多様な物が増えていますが、AppSheetというGoogleのサービスはとても便利です。
これはアプリですが、スプレッドシートをのシートを使いやすく見せるためのもので、スプレッドシートを共有すると予期せぬところまで書き換えられたりしますが、そういったことに制限を加えて必要なデータに絞り込んで見せたり、書き換え可能なデータだけ編集できたりするように制御できます。
こういったツールを使いこなすのは、やはりエンジニアでないと難しい部分があります。
プログラミングはできなくても、こういうツールを使いこなせば非常に有効に活用できます。