ホームページをリニューアルする場合、(1)スマホ対応(2)お客様のメリット(3)申し込みへの導線(4)自社サービスの網羅、の4つの視点を押さえましょう。

ホームページは顧客およびSEOの目線で考える

自社ホームページを作ったあと、数年更新していないのであれば、リニューアルを検討すると良いでしょう。

理由は2つあり、お客様に対してのものと検索エンジンに対してのものです。

お客様に対しては、

  • 長年変化のないサイトは、ほとんど興味を持って見てもらえないので、仮に新しいサービスなどを始めても気づかれにくくなります。

結果的に、リピートされずにサービスを利用するお客様が徐々に減っていくことになります。

検索エンジンに対しては、

  • 更新のないホームページは検索エンジンの評価が徐々に低くなっていきます。

SEOの評価が低くなれば、お客様が検索しても上位に表示されることがなくなり、アクセス数が減っていきます。

アクセス数が減る=お客様の獲得が減っていく、ということなのです。

ホームページを見直す視点

ホームページをリニューアルする際、どういう視点で見直したら良いでしょうか?

私が見直すときは次の視点で見直します。

  • スマホ対応しているか?
  • お客様にとってのメリットを伝えているか?
  • 相談や申し込みが電話やメールで簡単にできるか?
  • 自社のサービス内容を網羅しているか?

お客様にわかりやすいホームページにすることが大事です。

情報をただ並べただけではわかりやすいとは言えませんし、売りたい商品やサービスを前面に出しても逃げられてしまいます。

お客様の悩みにどう答えるのか?そこを大事にしていきましょう。

(1)スマホ対応しているか?

何年も前に作ってその後放置しているサイトの場合、スマホ対応しているかまず確認しましょう。

スマホ対応したサイトとは、スマホで自社のホームページを開いたとき、読みやすいかどうかです。

パソコンで見たときと同じレイアウトで表示される場合、文字が小さすぎて読めません。

拡大して読むこともできるかもしれませんが、それは決して読みやすくはないのです。

スマホで見たとき、文字が適当な大きさで読みやすく、できれば縦1列の表示になるようなレスポンシブ対応していることが望ましいです。

レスポンシブとは、パソコンで見たときもスマホで見たときも同じ情報が掲載され、かつスマホでは読みやすいレイアウトに自動的に変化するホームページの作り方をいいます。

今は多くのホームページはレスポンシブ対応で作られています。

これによって、作る方は1種類作ればいいですし、読む方はパソコン、タブレット、スマホなど、画面サイズに応じたレイアウトになり、どの画面サイズであっても読みやすくなるのです。

ですので、これができていないと全く読まれなくなります。

お客様にとってのメリットを伝えているか?

スマホでも読みやすいレイアウトにしたあとは、記事の内容に気を配ります。

それが、「お客様にとってのメリット」を伝えているか?ということです。

我々はどうしても自社の製品やサービスを売りたいので、製品の良いところばかり伝えたがります。

ところが、お客様が知りたいのは「私にとってどうなのか?」ということなのです。

人が購入に至る場合、「自分の未来がどう変わるか?」がわかると購入する確率がグンと上がることが知られています。

つまり、「お客様にとってどんないいことがあるのか?」を伝えなければ商品の購入にはつながらないのです。

「我々の製品の品質は他社製の○倍高いです」というのではなく、「我が社の製品を使うことで、お客様はこのようになれます」と未来を示していくことが大事なのです。

(3)相談や申し込みが電話やメールで簡単にできるか?

自社のホームページを訪れたお客様が、疑問があるので確認したい、とか是非相談して見たいと思ったときに、すぐに連絡方法が見つかるように準備しているでしょうか?

問い合わせのページがあるよ、ということであればまずは合格点と言えますが、それだけではなくどのページからでもすぐに問い合わせ手段にアクセスできることが大事です。

たとえば、すべてのページのどこかに「問い合わせ」へのリンクが目立つように配置されていると良いです。

最近では、ページの上部や下部に電話連絡できるボタンを配置し、ワンタッチで電話したりメールできるページも増えています。

扱う商品やサービスによっては、常に出ているバナーのような存在はお客様にとっては目障りになりかねませんので気をつけたいですが、探さなくても問い合わせができるというのは大事なことです。

さらに進んで、チャットできたり、問い合わせの代わりにメールアドレスを登録してメールマガジンを購読できるようにしているサイトも増えています。

自社のサービス内容を網羅しているか?

最後に気をつけたいのは、ホームページで自社のサービスをすべて網羅しているかです。

お客様が探している情報は、必ずしも自社が売りたいものかどうかはわかりません。

また、お客様はどんな疑問を持たれるかわかりませんし、より詳細な情報を知りたいかもしれません。

そういうとき、自社が売りこみたい情報だけを掲載するのではなく、できる限り扱う商品のすべてを見せるようにした方が良いです。

つまり、製品やサービスの紹介ページをしっかり作り込むことです。

そして、ページを作ったら忘れてはならないのが、「各ページへのリンクを用意すること」です。

そのリンクを置く場所として有効なのが、上部のメニューやフッターです。

メニューもフッターも各ページの上や下に共通で表示されるパーツです。

ここになるべく多くのページへのリンクをわかりやすく配置します。

これによって、お客様が困ったときにはここを見ることによって探したい情報をなるべく見つけられるようにするのです。

リニューアルのまとめ

自社ホームページをリニューアルする際には、是非お客様目線で作り替えることを忘れないようにしたいものです。

そして、その後も定期的に更新して、常に最新の情報を掲載していくことを心がけるようにしましょう。

そうすることで、お客様に役立ち、検索エンジンの評価も高まり、検索結果の上位に行きやすい結果になります。

一石二鳥というわけです。