記事を書くコツ
自社ホームページができあがったあと、やるべきことは何かといえば、記事を更新していくことです。
会社の事業内容やサービス内容に変化がないのに何を更新するかといえば、事業に関係する情報をどんどんと追加していきます。
と言うのは簡単なのですが、実際に何を記載していけばいいのか?というのはかなり悩ましいものです。
気軽にブログ感覚ではじめたけれど、長続きしなかったということを経験している会社も少なくないと思います。
製品やサービスの内容によるのですが、自社の製品の紹介というより、その製品やサービスが具体的に役立っている場面などを具体的に書いていくというのがひとつの方向性です。
ホームページの目的のひとつは、検索している人の目に触れて、ホームページを訪問してもらい、製品やサービスの良さを知ってもらって、何とか使っていもらうことです。
検索する人は困りごとがあり、それを解決したくて検索します。
ですので、そういう人たちにその解決方法を解説しながら、やんわり自社製品も紹介するような感じですね。
そういう悩みに答える記事を追加していくと、自然とアクセスが増えてくるものなのです。
ホームページに追加すべき記事とは
ホームページは会社の名刺代わりになったり、製品やサービスを紹介するパンフレットの意味合いもありますが、もっとも大事なことは集客です。
ホームページを開設したらすぐにでもお客さんが集客できるのかというと決してそういうことはありません。
その理由は、自社の商品やサービスを大々的に広告し名前とともに知られているのであれば、多くのユーザーは製品名やサービス名で検索してくれます。
ところが、商品やサービスの知名度がほとんどない状態では、名前で検索してくれる人はほとんどいないのです。
では、どうやって人は検索しているかというと、自分の困りごとの解決方法を検索するわけです。
困りごとの検索で見つけてもらう方法
たとえば、請求書の書き方がわからないとき、「請求書 書き方」のように探す場合があるでしょうし、自分で請求書を作れるように「請求書 テンプレート」のように探す場合もあるでしょう。
このとき、会計ソフトの販売をしている会社であるなら、会計ソフトに請求書発行の機能があれば、「自社の会計ソフトには請求書の発行の機能があります」ということをアピールしていると思います。
ただ、それだけでは機能の宣伝をしているに過ぎません。
でも、自社には会計ソフトを作るだけでなく、請求書の書き方などのビジネスマナーをよく知っているのですから、請求書の書き方を解説してあげるのです。
会計ソフトを買ってもらえばいいので請求書の書き方なんて教える必要がないでしょ?と思うかもしれませんね。
でも、請求書っていろいろ書き方にルールがあるし、管理や支払を含めて結構面倒なんだとわかれば、ソフトを使って解決しようと思うかもしれないのです。
こういう悩みに答えるための記事を書くことで、会計ソフトが欲しいお客さんだけでなく、新たなお客さんを呼び込むことにつながるのです。
コンテンツマーケティングは設計が大事
自社の独自のコンテンツ(情報)を体系化してホームページに掲載し、その記事に集客していく手法をコンテンツマーケティングと言います。
コンテンツマーケティングは今はやりの集客方法ですが、気をつけないといけないことは2つあります。
- 戦略的に作ること
- ある程度時間がかかることを覚悟する必要があること
コンテンツマーケティングとは、自社の強みを商品やサービスとは違う切り口で発信していくことによって、その商品やサービスを直接探している人たちだけでなく、まだ興味がない人にもアプローチする戦略です。
ですから、どういう人を集めるか、そのためにはどういう情報を発信していったら良いか、という初期の戦略立案と設計が不可欠です。
そして、それらの情報をある程度しっかりと作り込む必要があるので、時間的には1年なりかけて作っていくものです。
一概にこれということは言えませんが、50記事から100記事ほどを目指すと良いので、週に1記事書いても1年で50記事ですから、そのくらいの長期戦ということになります。