叱られた後が大事
仕事をしていれば誰もが上司から叱責されたり、良くないと指摘を受けることはあるでしょう。
時には「なんでそんなことを言われなければならないのか?」と納得がいかないこともあると思いますが、上司も周りも次のあなたの行動を見ています。
そのときはすぐに納得できなくても、心を落ち着かせて考えてみることが必要です。
上司はなぜそういうことを言ったのだろうか?
何ができていなかったのだろうか?
そして、次に同じような指摘を受けないように準備することが必要になります。
同じミスをすれば「この前も言ったよね?」という言われたくない一言が飛んできます。
そのような言葉を言われなくても、上司は「またか」と思うに違いありません。
そういう感情を持たせてしまったら、次の仕事が回ってこないなどデメリットがあります。
叱られたら素直に反省して次には改善した自分を見せる、そうやって自分を成長させましょう。
バイトでの失敗が原点
僕がまだ大学生だった頃、居酒屋でバイトしていました。
忙しいさなか、コーラの注文が入りいつものようにコーラの栓を抜いたところ、シュッとコーラが飛び出して近くのテーブルの女性のスカートに少しかかってしまいました。
すみません!とすぐに謝ったものの、初めてのミスで恥ずかしいし、焦って十分に対応もできないままやり過ごしてしまいました。
その夜、仕事が終わった後、店長にみんなの前で叱責されました。
コーラがかかったのに十分に謝らなかった僕のせいで、会計時に同伴の男性が店長に詰め寄って文句を言ったとのことでした。
そうなってしまった未熟さにすごく反省しましたし、次は気をつけなきゃと思っていました。
そういうときに限って似たようなことが起こるのは不思議です。
数日後、僕が料理をこぼしてお客様にかかる事態が起きてしまったのです。
今度はどうだ??といわんばかりの周りの目が気になりながらも、僕は必死でお詫びしおしぼりを出してきれいになるように対処しました。
十分できたとは言えないかもしれませんが、とにかくお客様に不満を持たれぬようにと必死でした。
結論を先に言ってよ
何かの報告をしようとしたとき、まず結論を言いなさいというのはビジネススキルのひとつとして言われることです。
まだそれが大事だと認識していなかったときに、上司の報告しているとき、報告の要点を伝えきれなかった上司はしびれを切らして「まず結論を言って」と言われてしまいました。
「はい・・・」とは言ったもののしどろもどろ。
自分が上司に伝えたいことを整理せずに話に行ったことが問題でした。
「結論を先に」と言われて何を伝えたいのかそれから考え始めたことからしどろもどろになってしまったのでした。
上司は忙しいし、要点を得ない部下の話をのんびり聞いている暇などありません。
部下としては、いかに要点を整理し短時間で話を伝え、判断してもらう必要があります。
この上司の一言以降、いかに簡潔に伝えるか、そのためにまず話の要点を先に言います。
「△△の件の○○対応について判断をしてほしい」
そうすると、「今は時間がないから後で」とか「君の判断に任せるよ」などという回答が返ってきます。
非常に簡潔に話が終わるので双方ハッピーです。
失敗を生かすと成長につながる
みんな失敗しては学んでいます。仕事だけではありませんね。
僕も恥ずかしくなるような失敗は多々ありますが、その失敗を次につなげることは大事です。
- 飲み会などで、以前話した内容をまた話すことがあったので、飲み会が終わってなるべく早くメモに残すことにした。同時に次の飲み会の前に見直すことにした。
- 衝動買いして後悔し、以降は買いたいと思ってから1ヶ月気持ちが続いたら買うことにした。
- 投資した株が値下がりして塩漬けになったので、基準を決めてそれより下がったら機械的に売ることにした。
そんなことを何度も繰り返すうちに少しずつミスが減ってきます。
年を取って経験を積むということはそういうことなのだと思います。
自分の中で何度か「やってしまった」と思うことが繰り返されたり、同じ人から複数回あるいは何人かから似たような指摘を受けている事柄があれば、ぜひ直したいものです。
- いつも遅れてくる
- 話が長い
- 同じことを言っている
- ムダ遣いが多い
などなど、そういう指摘を受けたことに感謝して直していける人になれば、どんどん成長せいていけます。