Webサイトの作り方は多様化している
Webサイトを作って公開したいと思うとき、どんな技術を使って作ろうか?ということは大きな悩みです。
そのサイトが会社のものか個人のものかによって判断は分かれますし、更新が多いか少ないかということによっても選択は違ってきます。
よく言われるのはワードプレス(WP)を使いましょう、ということですが、構築に必要なスキルは小さくありません。
Wixなどの有償・無償のブログサービスを使う方が割と簡単に立ち上げられますし、Notionというメモツールを使ってもWebページの公開ができます。
いろいろ便利なツールはあるけれど、どういう基準で選べばいいかヒントを探りましょう。
WPはハードルが高い
WPでWebサイトを作りたいと思って検索するといろいろ情報が出てきます。
本屋に行ってもたくさんの解説本があります。
しかし、言っておきます。
WPは難しいと。
難しい理由は、サーバーを契約して、そこにWPを構築して、さらに自分のコンテンツを配置する必要があるからです。
そして自分が思っているようなよくあるホームページの形になっていくまでの過程がかなり大変です。
WPのデザインを左右するテーマ選びとテーマを活用したレイアウト作りも簡単ではありません。
その上、作ったWebサイトがちゃんとGoogle検索で見つけてもらうようになるには、きちんとSEOをやる必要がありますが、それもなかなか敷居が高いです。
作って、コンテンツを書いて、SEO対策をして、いいホームページですねといわれるまで、一筋縄ではいきません。
僕がWPを使ってWebサイトを作り始めて、ようやく自分の思い通りできるようになるには2〜3年、数サイト作ってからのことでした。
ビジュアルツールで描く
WPを使わない方法として、MacやWindowsなどでビジュアルツールで作って、アップロードする方法があります。
PC用の画面を作ると自動でスマホ用の画面もできるので便利ですが、PC用画面のレイアウトを編集していくうちに、スマホ版も手直しが必要になるなど、不便な一面もあります。
こういうツールは静的ファイルで作られるので、WPなどに比べて仕組みが簡単なので、アクセスしたときの表示速度が高速というメリットがあります。
JavaScriptなども入れられるので、例えばメルマガの登録フォームなども挿入することができます。
個人的には集客用にランディングページ(LP)を1枚2枚作ったりする場合には簡単で有効だと思います。
大規模のサイトを静的ページを作ることができるツールを使わない限り、数ページ以上あるものや、頻繁に記事を追加したいブログなどは向かないと思います。
ブログサービスを使う
Wixやはてなブログなど、古くからあるブログサービスを利用する方法もあります。
こういったサービスは、とにかく立ち上げが簡単、ということが最大の魅力です。
自分でサーバーを契約する必要もなく、ブログサービスの契約をするだけで良いというのがメリットです。
デメリットとしては、自由度がないというようなことになりますが、必要なことは多くのことはできるようになっていますので、コンテンツを配置して公開したいという用途の場合はいいと思います。
ブログサービスが集客やSEOの仕組みを持っていることもメリットです。
Notionで公開する
Notionとはネット上に公開する機能を持つメモツールです。
本当はメモツールなどとまとめるとNotionの機能を表現し切れておらず正しくないのですが、ブログの代わりという位置づけでいうと、メモツールと思ってください。
文章を書いて装飾し、画像やリンクを入れたメモ帳が簡単にインターネット上に公開できます。
これがとても素晴らしい。
しかもNotion上で訂正すればすぐに反映されますし、ページを追加することも簡単です。
インターネット上への公開自体は無償ですが、SEO機能を付ける場合は有償になります。
特に頻繁に記事を追加するような場合は有効です。
メルマガ登録の特典などPDFなどで配る人も多いと思いますが、これをNotionで配っても良いと思います。
アプリを開発している人なら、サポートサイトとして活用することもできます。
とにかく文章を書いて公開することがとにかく簡単で便利です。
なんだかんだとWPの拡張性に惹かれる
こういった各種のWebサイト公開ツールを使ってみて思うことは、WPは困ったときに解決することができる点が優秀だと思います。
世界のプログラマが有償・無償で各種の気の利いたプラグインを開発しているので、探せば何かしら解決方法があります。
例えば・・・
- 日本語だけじゃなく、英語も追加して複数言語の切り替えをしたい
- 会員がログインして閲覧できるような会員制サイトを作りたい
- 予約や決済機能を持たせたサイトにしたい
というようなことができます。
もちろん、他の作り方でもできる方法はあると思いますし、解決できないわけではないと思いますが、WPの方がいくつかの解決方法が見つかることが多いです。
とはいえ、解決したいことを実現するにはWPのことをよく知る必要があるので、誰でもできるわけじゃありません。
そういうメリット・デメリットはありますので、難しいですがそれらを理解した上で選択することが欠かせません。